九七式砲塔改修余禄 転の巻

2014年5月3日に書き始めたけどやっと公開。

---出だしは書き溜め記事となります。

2月21日、アジア歴史資料センターで防研図書館の「中央-軍事行政兵器」が公開!

大雪の影響で数日見逃していた。。
全部は揃って無いとは言え、それでも膨大な戦車関係資料がまたも増え読んでも憶えきれん。

で、↓この記事の続き
http://fracture1117.blog136.fc2.com/blog-category-32.html

昭和18年9月22日付で兵器行政本部がまとめた「昭和19年度資材整備費予算積算に関する説明」*1
などで57ミリ装備の九七式中戦車400両(本土300南満100)を47ミリ砲塔に改造することが計画されていることが分かるが、この計画は19年度に改訂され、本土分は200両へと100両減らされた。
準備されていた砲塔改修防弾鋼板100台分と砲塔軸受200台分は再資源化された模様。*2

そこへ一式中戦車を三式中戦車への切り替えで、準備されていた47ミリ砲塔がまた余り、これなら八九式車体を使えば、さらに省資源で有効活用できそうな気がする。

それにしても、
ファインモールド八九式に、同社一式中戦車の砲塔が若干の調整ではめられる、と言うことはしかし、

「あれ?九七式の57mm砲塔のターレットリングって八九式より小さかったんですか?」

フジミの1/76、タミヤの1/35などで、47ミリ砲塔のターレットリングが57ミリ砲塔より大きいというのは昔から広く知れ渡っていて、ファインモールドのシリーズでも無論再現されている。
当然、同等の57mmを積んでる八九式も九七式と同じサイズだと思っていて、まさか47mm砲塔が無改造で乗せ換えられるなんて思いもしなかった。

いやー気がつかなかった。と言うかオレが知らなかっただけ?

グムカの八九式も持ってるが、やはりこのような遊びはプラモデルならでは。ファインモールドさんありがとう、気付かなかった事に気付かされました。え、いい大人になってそんな遊びすんのオレだけ?


しかし、やはり何か腑に落ちない気が。。

(次回最終回 次のエントリーが続きとは限りません)


*1(JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C12121554200、軍需動員関係綴 其2 昭和19年度(防衛省防衛研究所)
*2JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C14011011100、作業課長会同時に於ける各造兵廠提出書類綴 昭和19.12(防衛省防衛研究所)

※この記事は予約投稿機能で公開されています。

テーマ : ミリタリー
ジャンル : 趣味・実用

九七式砲塔改修余禄 承の巻

いつまでも未練たらしいエントリーを晒し置くのもミジメなので前回の続き

で、八九式の砲塔改修の目はあったのか?

アバディーンに展示されている甲型はじめ、最後まで戦った八九式の部隊は昭和18年度までに編成されたか、外地で編成されたものが多い。
しかしルソンでM4を撃破した八九式戦車は独立第8戦車中隊所属で、兵庫県青野ヶ原で昭和19年6月に編成された比島派遣独立戦車中隊6個中隊の一つだった。(元は第9中隊で10月12日に改称)

ただ、アジ歴の史料では、19年度だか20年度だか、八九式30両を再生可能だが出来ればスクラップにしたい・・・旨の記述が(詳細亡失。ゴメン)。

また、57ミリ砲関係では九七式戦車砲用タ弾の整備計画があった気がしたのだが、これまた再発見できん!

ということで、消化不良のまま転の巻に続く。

テーマ : 模型・プラモデル
ジャンル : 趣味・実用

九七式砲塔改修余禄 起の巻

下の写真を撮影するために数か月を必要としましたよ。。。

4月はこのまま未更新で行こうかと思ったので、予定投稿機能というのを使い、5月から記事を小分けして更新頻度を高めてみよっかなー・・・なんて試すことにします。

静岡ホビーショーはおろか、地元イベントの駐屯地際とJMEすら行けない腹いせではありません(本当ですよ?)。

念のためですが、今後、コメント返す前に新着記事が更新されてもそれは書き溜めた予約投稿だということでご了承ください。


----以下本文。

ファインモールドのマガジンキット八九式中戦車乙を組み立て始め、なんとなく思い立って試したら・・・
sIMG_2008.jpg
オフぅ!


同社一式/九七式砲塔固定のツメをやや小型化することによって、
sIMG_2010.jpg
八九式車体(ターレットリング用C12パーツ)にピッタリはめ込むことができた。
sIMG_2009.jpg
・・・と言うことは、末期の逼迫した状況で八九式にもリサイクルの可能性があったのではないか??

と言うことで続く(なお、次回が続きとは限りません)

九七式中戦車砲塔改修(5月の様子)

九七式中戦車の57粍砲型は、戦争後期に部隊から引き揚げられ、47粍砲型やら自走砲に改造されてます。
特に有名なのが、一式中戦車チヘの生産が三式中戦車チヌの生産に切り替わったために起きた、余剰チヘ砲塔装備の旧車体チハです。
砲塔前面装甲が九七式の25粍から倍の50粍に増えてますので、よりパワーアップ感がありますね。

ファインモールドからは、既存キットの組み合わせで発売できるのにも関わらず製品化されてません。

-----具体的には、FM26九七式中戦車[新砲塔チハ]前期車台をベースに、

〇新砲塔シリーズに必ず入ってる一式中戦車Cパーツ。当然砲塔はスイッチにより成形されていないが、これを本来の形でパーツ化。

〇九七式47粍専用パーツであるEパーツは全部省略。Eパーツは砲塔リング、後側部機関室装甲、車体前部等だが、後期車台部品は無用の上、車体前面は前期車台によりマシな新規パーツが、砲塔機銃はより良いパーツだがCパーツでガマン、二式潜望鏡は恐らく装備されなかったので良しとする。

〇Eパーツで唯一不足する車長展望塔は、四式中戦車チト量産型FM33でNパーツとして起されたのでセット。
41033ipi6.png
・・・しかし、実戦には間に合わずマーキングも無いも同然なので、ウリに乏しすぎるのは間違いありませんね。


で、なぜか無性にこの九七式砲塔改修を作りたくなってので、「FM26九七式中戦車[新砲塔チハ]前期車台」を在庫から出そうと思ったんですが、なぜか無い。。。
いかにも買いそうな事を言っていたのに。。
おまけに、FM27「九七式中戦車[チハ]増加装甲型」も持ってると思ってたので探しまくりましたよ。。
またもや、「無い物を探す」不毛さを思い知りました、ええ。

で、焦って天昇堂でGet(5月11日)。

さっそく、ストックのチヘ一個から砲塔だけ持ってきて製作開始。プラモを買ってその日に作り始めるって嬉しいなあとか思う。

47粍砲は架体をスジボリまで削り込んで中匡のみとし、隙間を砲架へプラ板を貼って整形。つまり肩撃ちをやめた、チヘらしい一式47粍戦車砲II型にしようとしたワケですね。


ふと、ワシントンにあった増加装甲チハ改は今どうなってんだ!?と検索したら、なんと
Ropkey Armor Museum
にある模様。(2013/5/14)
しかも、これは左右に振れる一式戦車砲I型。

とか驚いてたら、4月にはすでにmixiで話題になっていた。もともとめったにログインしてなかったからなあ。




これで公主嶺の教導連隊装備車とか、14連隊インパールの車体へ増加装甲を施した車体であれば、「僕の考えた最強の九七式中戦車」になるんでしょうね。
カレンダー
06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

重平

Author:重平
戦車を作っています。
ツボなのは
旧陸軍戦車・自走砲・火砲
ドイツ3号、4号戦車とバリエーション
冷戦時代~20世紀末

最近、敵ばかり作っているような気が。。(あっ敵戦車の模型って事ですよ?)

最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR